はだかだからからだ。

秋田に僕はいます。

ハルイチニチメ。

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春は庭の白木蓮が気づけば散っている。

家の周りには桜の木がないから

木蓮の花が今は春なのだと

散ることで気づかせてくれる。

 

 

 

先週の金曜から日曜にかけて

たくさんの出会いをすることができた。

 

少しづつ、書いていきたいと思います。

 

 

 

金曜日は少し遅く目覚めた。

 

昼ごろまで、親戚の家で種籾を

育苗器へ入れて発芽させるための準備をした。

 

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これが、内部。

うっすら、見えているのが種籾。

 

 

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これが育苗器の外部。

本来育苗器は発芽させるのに使うのではなく

発芽した種籾を土入れした箱に種まきし

それを種がもやしみたいになるまで

育苗するための機械だけど

発想次第でどうとでもなるのだと

父を見て思う。

 

 

 

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午後からは秋田木工さんへ行ってきた。

先日、たまたまラジオを聞いていたら

この安売りセールの話を聞いて

気になっていたので行ってきた。

 

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値段は優しくないけど

木の触り心地は優しかったです。

セールなのかなんなのか、わからなかったけど

色々と見れました。

 

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その中で値段も優しく

触り心地も優しく

見た目も優しい

この作品を買いました。

作っているのは秋田木工さんでは

ないそうですが、使っている材は

秋田木工さんのものだったので

あまり気にせず僕は椅子やテーブルより

惹かれたから、買ったのです。

 

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その後、突発的にたまたまふるさと村に入り

美術館の年間パスポートが

今日までとのことだったので(一つの展示が始まるとその展示が終わるまでパスポートは買えない)

兄の分と自分の分の二枚を買いました。

 

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なんだかこのステンドグラスが

目にとまったり。

 

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外では、残雪とふきのとうが

春と冬の陣地争いを

しているようにも見えたり。

 

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離れた球場からは

元気な声が聞こえてきたり。

 

色々と運が良かったです。

 

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その後、横手にある

たまに家の椎茸を売ってもらっている

お店へ行きました。

 

金曜日から三日間、このお店で

自分が来ている全身緑色の服を作った

デザイナーさんがいらっしゃるとのことで

ワクワクしながらお会いしてきました。

 

一時間ほどそのデザイナーさんのヒデさん

お店の店員の金岡さん

二人と会話することができ

とても刺激的でした。

 

自分がデザイナーになりたい。

そう、思ったきっかけが僕にはあります。

 

そのキッカケは

別々の、ある二人の身長高めの男性で

僕がデザイナーになろうと

秋田で動き始めて二年ほどが経ちますが

その二人の事を強く知っている人と

出会ったことはなかったです。

 

デザイナーのヒデさんは

その二人を強く知っている人でした。

 

しかも、片方のキッカケの人が

代表をされている会社と

今度、仕事をされると聞いて

皮一枚先に、自分のキッカケを

感じることができました。

 

話してくれた

自分がなぜこの場所に

いることができるのか

この場所を手に入れるために

何をしたか

何があったのか

その一つ一つの言葉が

希望のように思えました。

 

不意に話してくれたこの言葉

「自分は東京にいながら田舎にいる」

その感覚は話していた言葉から

感じることができました。

今、田舎にいる僕たちは

田舎の気持ちを持っているのだろうか

僕たちは田舎にいながら東京にいる

そんな気持ちになっていたりするのだろうか

意見に流されているのだろうか

人に流されているのだろうか

環境に流されているのだろうか

常に流れに逆流しているのが

田舎なのではないか

増え続ける都会に

僕ら田舎は減り続ける。

全てを捨てて、田舎になればいいのだ。

 

どこにいても自分のように

田舎のように生きる感覚を

大切にしていこうと思った。

 

 

二年前は予測もできないことが

月日を重ねるごとに

速度を上げて自分にぶつかってくる。

それは自分が逆流しているからかもしれない。

田舎に生きよう。

 

 

 

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その後、家に帰ってから

昼に行った親戚の家へ

育苗ハウスにビニールをかけに行った。

 

 

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ハウスにビニールをかけ

最後の大詰め。

このレジ袋の中には野球ボールが

入っていてこのレジ袋に紐をくくりつけ

ハウスの反対の方へレジ袋を投げて

ハウスのビニールが風で飛ばないように

ハウスの両脇を紐で補強する。

 

 

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せぇー!

 

 

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えぇー!

 

 

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のぉー!

 

 

 

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みんなでやる農作業は

楽しかったりする。

というかみんなでやるから

農業は楽しいのかもしれない。

楽しいからあっという間に

ハウスの完成!

 

 

その後、自分の住んでいる町の

歌って、ギター弾いて、トマトを作る

そして、全身緑色で頭にはトマトの被り物!

そんなトマト農家さんの知行さんに

自分がハタチになったので

お酒の席に招待いただいて

当初は知行さんと

配り屋さんの遠藤さん(スーパーマン

二人の飲み会だったので

その方の住んでいる平鹿町

自分の車で向かい合流し

夜は雄物川の隣の隣町、十文字町は美蘭さんで

お酒をいただきました。

 

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人生、二杯目の生ビール!

二杯目も案外いけました。

今回は、ハイボールに挑戦しましたが

あんまりわからんかったです。

 

料理も美味しく

二人の会話も面白く

とても楽しい飲みの席でした!

 

今回、二人が飲むキッカケになったのは

 

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このトマトジュースが

キッカケだそうです。

 

これは

知行さんが育てた

ロッソナポリタンという品種の

トマトジュースだそうで

味は甘くて美味しかったです!

 

このジュースを作るため

知行さんはクラウドファンディング

支援を募り、その時のリターンが

今回のこのジュースの完成祝賀会

だったそうでそのリターンを

買ったのが遠藤さんという

これまた遠藤さんもクラウドファンディング

西野亮廣さんの本を配るため横手の人に

読んでもらいたいために

本を買う資金の支援を募り

その時、支援したのが知行さんという

不思議な縁の二人だなと話を聞きながら

そう思いました。

 

そしてこのジュースのトマトの絵が

出来上がったプロセスも

とってもキュートでした!

 

秋田公立美大の今年行われた

卒展を見に行っていた知行さんが

その展示品であった、「トマトの絵本」の

絵を見てとても気に入ったらしく

それで作成者にどうたらこうたらで

依頼して今回の実現に至ったそうで

二人のトマト愛がぶつかった結果が

この絵を完成させたかと思うと

素晴らしいなと思いました!

 

 

最後のラーメン美味しかったし

帰りの代行の運転手が

父親の同級生だし

兄と同時刻に代行で帰ってきて

てんやわんやになるし

 

 

横手っていろんな人がいるな。

秋田っていろんな人がいるな。

日本っていろんな人がいるな。

多分、世界って広いんだろうな。

春っていろんな人に出会うんだろうな。

 

 

ハルのハジメのイチニチメ。

知行さんのトマトジュースのように

甘くて濃い、始まりのイチニチメでした。