はだかだからからだ。

秋田に僕はいます。

東京03

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黒。

この黒の中には

僕だけが知っている景色がある。

僕がカメラで切り取った景色を

夜が黒くしているだけ。

大切なものは目では見えない。

心で見る。

僕が高校生の頃、こんな言葉が

書かれてある本を読んで

読書感想文を書いた。

この話はまた今度にします。

 

あかばっちゃん。

ご冥福をお祈りします。

 

 

 

それでは東京03の話を。

 

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03は天気が良かったので

最初に新宿御苑にやって来ました。

言の葉の庭」というアニメ映画を見てから

新宿というところにこういった場所がある事を

知ったと思います。

一度、入ってみたいなと思い

前回、東京へ来た時は行けなかったので

今回、訪れました。

 

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なんと今日が昭和の日だったので

運よく無料で入ることができました。

 

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ここ映画で見たような。

 

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トカゲかな?

 

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新宿御苑を歩いていたら

目の前を歩く子供づれのお母さんが

「ここは安全だね」と言っていた。

僕は一瞬、悩んだ。

 

ここの道は外と同じくアスファルトだし

外と違うのは自然がいっぱいなところだ。

子供を持つお母さんにとっては

環境が自然にあふれていると

安心するのかな。

 

都会の中の小さな自然に安全と安心を感じる。

かたや田舎はどうだろう。

 

自然が溢れているところは

熊が出たとか土砂災害とか

自然災害やら動物被害やらなんやら。

 

自然の大きさが違うけど

田舎の人は少なからず自然に安心を求めるより

田舎の都市部の熊が出ない地域や

土砂災害や何かの自然災害にあわない地域に

住む方が安心なのかもと思う。

 

田舎の意見は子供がいない自分が

言えることではないけども。

 

ただ、都会や学校

子供が生きているところで

負ってくる見えない傷よりは

自然や遊びでつけてくる

見える傷の方が

安心はするのかもと思う。

 

当たり前にない自然。

当たり前にある自然。

 

いつに間にか、僕らの周りにある自然は

当たり前の自然では

なくなっているのかもしれない。

 

安心・安全な環境ってなんだろう。

子供はどう思っているのかな。

 

 

 

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藤棚。

映画であったな。

 

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雨が好きだから、緑が好きだから

この映画が好きになったのかも。

 

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東京の白木蓮はもう葉が。

 

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この子は泣きながら

親を呼んでいました。

右側の水色の服がお父さんだったかな。

なんかええね。

 

 

 

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新宿御苑を後にして

今回の1番の目的地へ。

目的地の近くで

「いきなりステーキ」を。

ここでもラーメン屋さん同様に

紙エプロンを巧みに使用し

飛び散りを回避!

オイシカタヨ!

 

 

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今回の目的地へ到着。

 

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今回の1番の目的。

というかこれしか目的がなかった。

それは幡野 広志さんの写真展。

「いただきます、ごちそうさま」

 

なぜ僕がこの人を知ったかというと

 

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これまたTwitterでフォローしていた人が

幡野 広志さんのこの写真がついた

ブログの記事を紹介していたツイートを

リツイートかファボしていたのが目に止まり

そのまま幡野さんのブログを全て読んだ。

確か、今年の2月の下旬頃だった。

 

自分はいつからか

狩猟や写真や動物に関連性のある興味があった。

 

そういった自分のフィルターに

僕はこの人を見つけた。

 

幡野さんが勧めていた

「Into the Wild」と「LIFE!」という

映画がある。

この二つを観て僕には

「LIFE!」しか響かなかった。

 

兄達は「Into the Wild」を観ていて

丁度、この時期らへんにオススメされていた。

兄達は「Into the Wild」が響いたのだ。

自分は響くというより

なんだろ、上手く言えない。

こ「Into the Wild」の主人公は

アラスカを目指しているのですが

自分もある時からアラスカに

興味があったり

なんだか主人公と考えとか

少し似てるところあるかなとか思ったり

まぁ、そんなところなのです。

そんなところだから響くという言葉ではなく

なんかだったのです。

 

興味があればこちらに予告を。

LIFE!」「Into the Wild

 

 

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この写真展に置いてあった

幡野さんの私物と思われる本の左から4番目に

僕がアラスカに興味が湧くきっかけになった

星野 道夫さんのことを書かれた本が。

この星野 道夫さんの影響はアラスカだけでなく

写真であったり動物であったり色々と

影響を受けたのかなと思います。

星野さんのことは、中学生の時だったかな

国語の教科書に載っていた

星野 道夫さんの著書

旅をする木」の中の

「アラスカとの出会い」を見てからだ。

国語の授業ではそこは習わなかったのだが

僕は教科書の目次についている

アラスカという文字に強烈に惹かれて

その話をよく読み

星野さんが撮られたアラスカでの写真を

興味深げに見入っていた。

 

僕がその「アラスカとの出会い」という

話が「旅をする木」という本に

載っていることを知ったのは去年の秋で

たまたま、本屋に置いてあった星野 道夫さんの

本を買い、読み進めていたら

あの時見た言葉や写真

その時抱いた思いが

鮮烈に蘇り身震いしました。

 

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狩猟した動物の骨を

青く染め上げたもの。 

 

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初めて持った猟銃は

これに命を預けていると思うと

少し軽く感じました。

実際にはずっしりとしていましたが。

 

 

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実際の狩猟の様子や

捌いているところを

動画で見ることができました。

 

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僕が初めて人から褒めてもらった写真は

中学生の頃、夏の終わりにキリギリスの死体を

写した写真でした。

褒めてくれたのがいつも褒めない兄だったので

とても嬉しかったのを思い出します。

 

僕は今デザイナーになりたくて

色々と動き回っていますが

そのデザイナーの定義は決めていないのです。

デザインもするし、農業もするし

狩猟もするかもしれないし

写真ももっと撮り始めるのかもしれない。

人には会いたいし、本も読みたい。

 

ただ、この中で明確に目指そうと

なろうと思ったのが

僕はデザイナーなのです。

複雑そうですが

そうなのです。

わかりにくいかもですが

そういうことなのです。

 

幡野さんを知れたことは

僕にとっては良かったことなのです。

 

 

 

 

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その後、東京へ行くと

決まってから見つけた

ヨシダナギ」さんの写真展へ。

 

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これまた運よくヨシダナギさん本人が

トークショーをしていました。

 

ヨシダナギさんのことは

YouTubeで知りました。

この方はアフリカの部族を

中心に撮られている方で

そのキッカケは

自分が10歳かそこらまで

大人になったら私はアフリカ人に

なれる!と思っていたらしく

だけどそこらへんの年の時に

自分が日本人ということに気づき

でも、アフリカに強い憧れがあり

そんな憧れのアフリカの人々を

多くの人に世界中の人に

知ってもらうため興味を持ってもらうため

格好良くアフリカの部族の人々のことを

自分自身も部族に混じり合いながら

撮られているそうです。

こんなことを言っていたような

どっかが違うかも

気になる人はYouTubeへGO!

 

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かっこええね。

 

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雰囲気あるわー。

 

 

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その後、こちらは東京へ来てから

見つけた、「清川あさみ」さんの個展。

 

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これまた運よく本人と

ゆりやんレトリィバァ」さんが

トークショーを。

ええね。

 

展示内容は清川あさみさんが

女性の方や女優さんの写真に

その人に合わせたテーマの刺繍を

施したものでそれは

動物に見立てたものであったり

花であったりと

とても綺麗でそして繊細な作品でした。

あと、その写真撮影で女性や女優さんが

使用する服も清川あさみさんが

作ったとかだったので

とても女性的で繊細な作品なのだなと

そう、思いました。

 

 

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そのあと、「落合 陽一」さんの個展へ。

僕がこの人を知ったのは

自分がデザイナーを目指すキッカケになった人を

調べて行く過程でこの人が何度も現れてきたので

それから知るようになったとかだったと思います。

 

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この目の中の小さな点から

何かが見えるらしいのだけど

行った時は気づけなかったのです。

 

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他にも展示はたくさんありました。

一年前くらいからこの方の著書を読み始めました。

面白いと思うことや、自分にはわからないことが

たくさんあったりしましたが

実際に見て見るだけでその先の想像性が

違うように思えました。

勉強せねば。

 

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そのあと「ka na ta」という服屋さんへ。

 

このブランドを知ったのは

自分の住んでいる隣の町で

去年からハンドメイドの雑貨屋兼服屋を

オープンさせた「soi」の佐々木さんに

教えてもらって知りました。

このブランドのデザイナーさんが書く

言葉がとてもいいから見てみてと

言われて自分も見ました。

言葉に魂がこもっていました。

芯のある人しか書けない言葉だろうし

言えない言葉だろうし

作れない服なのかなと

思いました。

 

 

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優しく接してくださったオギノさんと

あったかい雰囲気を持つ女性店員さんが

店内をアットホームな感じにしていて

訪れるお客さんがみんな

笑顔で包まれていました。

服も素直でした。

 

このka na taさんが初の試みで

色んなところで受注会を

開こうとしているらしいので

秋田に呼べたらいいな。

 

 

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帰り道に。

なんか見たことがある。

 

 

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これは!

この前大曲で食べたラーメン屋じゃないか!

しかもこの「ラーメン女子博」の

ポスター見てたし!

意外なこともあるもんだ。

秋田からはるばるご苦労様です。

食べようと思ったらもう

おしまいらしく食べれずじまい。

また、行こう。

 

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東京最後の夜は

兄と「串カツ 田中」へ。

アスパラが美味しかったな。

人生で一番アスパラを美味しいと

思ったと思います。

 

この夜は兄が珍しく

僕に色々話してくれました。

 

自分と兄の関係性は

家族であり兄弟であり

だから知っていることは

他の人よりも多いのかもしれないが

お互いもうレールの違う世界に

生きているからお互いで知らないことが

多くなってきていると思う。

 

兄は多分ずっと兄という

レンズで僕を見るのだろう。

何年もそうだったように。

 

最近、自分を幼い頃から

知っている人と会った。

 

その人は自分は変わったという。

そうだろうか。

そのレンズは幼少の頃の

僕の残像がハッキリと

残っているんだと思う。

 

そこと比べると変わったのかもしれない。

その変わったの一言に済まされたくはない。

 

長男はそもそも僕の幼少の頃

過ごした記憶より今の記憶の方が

多分、濃く長いからそのレンズは

今を見て意見を言ってくれるのかもしれないが

次男とは幼少の頃の方が濃く過ごしたから

その時の僕から変わっていないと

思っているのかもしれない。

自分自身変わったのなんだのではなく

ただ、その一言で

済まされたくはないのかもしれない。

 

兄は自分が今

何をしているかは知らない。

 

兄が今何をどう行った気持ちで

しているか僕は知らない。

 

いつかお互いのレンズが

調整されることを少し待とう。

 

なんだか、難しいな。

 

兄には

「意識して生きろ」と

言われたそんな夜だった。

幼少の頃の僕は

意識して生きていなかったのだろう。

兄にはそう見えていて

今でもそう見えているのだろう。

精進しよう。生きねば。

 

 

そんな夜で最後の夜は

早めに切り上げた。