はだかだからからだ。

秋田に僕はいます。

無職透明な生活3

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今年、育苗器を購入した。

育苗ハウスが壊れたため

それまで数百枚程度だった

実験的なプール育苗を

全部に切り替えるので

育苗器に急遽変えた。

 

大変な気がする。

とても大変。

出し入れを毎回しなければいけない。

プール育苗の準備も

あまりよくわかっていない。

これから慣れていくのだろうか。

 

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ラクターで耕すのは

好きなのだけど、よくわかっていない。

父親と2人で同じ田んぼの中を

耕すのは不思議だった。

最初誰が田んぼに入って来たか

わからなかった。

自分が他人の田んぼを

もしかして耕してしまっていたかもと

少し焦ってしまった。

 

耕さない不耕起栽培というものを

最近知った。

イカの栽培講習会に参加した時も

人間が歩くだけで地下の地層が

硬くなってしまうから

春先にその地層を破壊してあげるのが良い

と言っていた。

サブソイラーだったかな?

 

ラクターの爪や

人間の足は

地面をパンチしているのと

一緒だと言っていた。

地面を掘る、根っこを見る。

講習会を受ける側になるのは

とても面白かった。

 

 

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1人で外食に行く事が

昔よりは多くなった。

お金はそんなにないけど。

 

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祖父母が生きていた頃の

畑がグーグルマップに残っていて

たまに見る。

今から7年前の景色。

この年の冬に祖父が亡くなった。

 

とても綺麗な畑だ。

 

今、この畑はコンクリートの下にある。

アスファルトか。

 

隣の家が空き家になってしまい

そこが実家の人が

遠くから移り住んで来て

車庫に車を入れにくいので

大きい車庫を立てるため

土地が欲しいということになり

父親が売った。

 

自分の住んでいる

村みたいなものにも

権力者のような人がいて

隣に引っ越してくる人が

この土地を買おうとする時に

最初に僕の父親ではなく

その権力者みたいな人に

仲人みたいな相談をしに言ったそうだ

強烈な違和感を覚えた。

 

とても難しい話だ。

せっかくそこに住むと

帰って来た人が

住みやすいようにするためには

車庫は大事だなと、隣から見ても思う。

 

でも、耕作放棄地ではなく

コンクリートアスファルト

覆われてしまってからは

厳しいだろう。

 

前に大阪に住んでいる人が

大阪の実家で田んぼをやっていて

大きさは小さいが田植機で

植えているという話をしてくれた。

そこの田んぼを実は

結構な大金で購入したいと

不動産会社に言われているが

その場所を守っていると言っていた。

とてもよくわかる。

 

この田舎に広がる

たくさんの田んぼや畑。

どれも同じように見えるかもしれないが

そこには思い出があったり

いろんな特徴があったりする。

 

あの車庫にもこれから

思い出が作られて行くのだろう。

比較にはならないが

ダムの下に沈んでしまう

集落や思い出も

こんな気持ちだったのだろうかと思う。

 

最初に話し始めるのは

上の人同士なのだろうか。

難しい。

 

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新しい田植機が来た。

GPSが付いている。

 

最初はそんなのいらないから

新古とかの安い田植機で

良いんじゃないかなと思っていたが

乗ってびっくり

めちゃくちゃ楽だ。

以前乗っていたのが20年くらい

乗っている田植機だったので

進化というのをすごく感じた。

できるだけ少ない人数で

作業ができるように

進化していったのだろう。

 

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水が抜けきらなくても

植えれる。

苗補充を手放しでできる。

そして自分が無職だから

晴れの日でも軽い雨でも

田植えができる。

その間、父は代掻きができる

一週間ちょっとで

12町歩くらいが田植えできた。

 

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猫がネズミを捕まえて来て

死んでなかったら家で逃げ回る。

母と兄はネズミが苦手なのと

父親はネズミで遊びだすので

ネズミを逃すのは僕の役目になる。

 

これは前職で身につけた

能力でもある。

ネズミは火鋏でつかんで外へ投げる。

 

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近くの温泉へ行った時

この写真を見つけた。

ビックリマークが語尾に二個ずつ付いている。

本当にいい写真。

 

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家の冷蔵庫の中。

最後の一個を食べると

罰ゲームにでも合うのだろうか。

そんなことを思っていても

結局自分も最後の一個を

食べなかったりする。

優しさ?

 

 

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阿仁の根子へ行く途中

いつも気になっていた場所が

こんなにも素敵なところだったとは

びっくりした。

 

当初、両親と兄と4人くらいで

行こうと思っていたが

兄と父親が最後の田植えを

することになり

母と2人で早めの田植えお疲れ様の会を

兼ねて食事とそして音楽を聞きに行って来た。

母が喜んでいて、これが薔薇の蕾だよと

色々と教えてくれた。

近所にもバラがあるよと

母の目線を教えてもらった。

以外にも父親はここを知っていて

よくラジオで流れるところだと言っていたので

さすがだなと思った。

 

 

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友人や先輩後輩と

一緒にバレーを

たまにやっている。

 

同級生に会社を辞めたことを

伝えると退職祝いでマッチをくれた。

ありがとう。

 

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温泉から出る時

足に違和感を覚えて

靴を見たら亡くなっているコウモリが

靴の中に入っていた。

イタズラ?

と思ったりしたけど

家にいるときから入っていたのだろうか

でも家に寄ったのはほんの数分で

その間に入ったとしてはびっくりだし

何より足を入れるとき気付くだろう。

猫がよくコウモリを捕まえてはくるけど。。。

謎な事件だった。

 

 

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この黒い紐がなんなのかを

友達に聞いたら教えてくれた

これに足を入れて

手を使わずに扉を開けるという

ものだそうだ。

試しにやってみると

とても開けにくい。

手が不自由な人は

どうやって飲み物を買っているのだろうか。

 

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横手にある日新館へ行って来た。

 

秋田市の人から横手に住んでいると言ったら

ここを教えてくれた。

こんなところがあるなんて知らなかった。

毎週水曜日だけ一般開放している

普通に人が住んでいる場所だ。

 

ここの住人のおばあちゃんが

色々と教えてくれるのだけど

そのおばあちゃんは

全国からくるマニアックな人から

ここはこうでこうだから

この建物はすごいと

色々と教えてもらって

覚えることの方が多いそうだ。

知らない誰かが訪ねてくるのは

不思議な生活。

 

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兄が静岡から帰って来て

お土産に赤福と知恵の輪を持って来た。

 

あんこはめちゃおいしい。

知恵の輪は父親が結構得意で

得意げに外していった。

自分もついで外していった。

みんなで夢中で知恵の輪をやった。

確か幼い頃もこんな感じだった。
 

 

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山形新庄の吉野さんという方のイベントに行って

そのままイベントに参加されていた数人と

夜、新庄で飲んだ。

そしてそのまま吉野さんの家へ

泊まらせてもらい

そんなことを知らない他の家族の皆様へ

朝に挨拶をした。

子供達は怖かっただろうな。

 

そして、朝に温泉へ連れて行ってもらい

そしたら時間が早く、まだ空いてなかったので

近くの独特のラインナップのコンビニで

時間を潰した。

温泉は見晴らしのいい露天がある温泉だった。

 

そのあと新庄名物のとりもつラーメンを

いただいた。

店主のおばちゃんがファンキーで

味は見た目よりは食べやすかった。

とりもつラーメンの歴史は意外とまだ浅い

のに関わらずみんなが食べていた。

みんなの舌にあったのだろう。

 

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そんな吉野さんと

初めてあってから一週間後に

仕事で東京へ一緒に行かないかと

お誘いがきたので行って来た。

 

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五日間くらい一緒にいさせてもらった。

東京へは車で行って

帰りは僕だけ先に新幹線で帰って来た。

 

車の道中、色々と相談であったり

お話をすることができた。

島根に行った時も思ったが

長距離の運転は2人とかの方が

めちゃくちゃ楽だ。

 

会場の設営や運営

色々なことが勉強になった。

会場でも知り合いの知り合いに

あったりはしたが

でもほぼ全てが初めまして。

そりゃそうなのだけど

とても新鮮だった。

仕事の内容は山形で作られている

民芸品、工芸品等を

バイヤーさんへ販売する

窓口のようなものだった。

 

そういえば

誰かが作った農作物を

こうやって誰かに売ったりしたくて

前職に入ったのを思い出した。

そういったことは前職では

うまくやれなかったなあ。

 

とても楽しかった。

知ってもらうには

相手に伝えるしかないのだなと

思った。

僕も全然山形の事を知らなかったけど

車で行く道中で商品の説明等を

教えられて覚えていった。

バイヤーさんに説明すると

みなさん耳を傾けて聞いてくれた。

僕も知らなかったけど

この人たちも知らないんだよなと

思っていた。

知られないと売れない。

何か実体験を伴わないと

自分も知るきっかけがない。

いやあ、楽しかった。

みなさんお世話になりました。

 

 

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数少ない自分の友人に

会って来た。

誰かと会えるのは

とてもとても嬉しい愛しい。

ちょっとだけしか

会って話す時間はなかったけど

会えてよかった。

 

こんな無職になってからの半年間の日々。