ダラケ日記3
長野に行った次の日
山形にあります出羽三山の一つ
「羽黒山」へ行ってまいりました。
下調べもせずに出向いたため
最初に頂上へ着いてしまい
何もわからぬまま、まず下山しました。
元気な声が聞こえて来るなと
思っていたら、子供や大人が
白装束に身を包んで、駆け上がって来ました!
修行みたいでいい雰囲気でした。
地元の野球部の子たちも
トレーニングに使っていて
いい雰囲気です。
降りて来るだけで、僕は汗ビッショリ。
ようやく降りて来て
相当ビショビショだったので
近くのお休み処へ。
お店の人も
僕のビショビショ具合を見かねて
奥の涼しいところへ案内してくれた。
水は美味しいし、お餅も美味しかった。
だけど、衝撃の事実を
お店の人が教えてくれた。
なんと頂上から下までの
直通のバスがあったのである。
そりゃあるよね。上か下に車止めて
どっちかに帰る時、バスなかったら
また山を歩かなきゃだもんね。
下調べもしなかったらというより
予想はできるもんね。
まぁ、いい運動でした。
では、気を取り直して
登ります!
150年ぶり(明治維新以来)に公開された
五重の塔の中を見て来ました。
蔓を使って木の骨組みが結ばれており
また、蔓は年月が経つにつれ
より一層、縛りの強度を増すそうです。
なんだか日本らしい考え方で
素敵でした。
中腹ほどにある
休憩所でみぞれの氷をいただきました。
景色を一望で気持ちが良かったです。
隣で休憩していた
自分の親と同じくらいの夫婦が
「チコちゃんは知っている!」
「この戌って漢字なんでこう書くか
知ってる?知らないの?チコちゃんに叱られるよ!」
と話していました。
少し前までの僕なら
なんのことやらでしたが
僕は知っている!
実は自分の両親もほぼ同じ会話を
家でしているのです。
このチコちゃんは
毎週金曜午後7時57分
再放送毎週土曜午前8時15分
からやっているNHKの番組で
5歳のチコちゃんが
素朴な疑問をゲストに投げかけ
ゲストが答えられないと
「ボーッと生きてんじゃねえよ!」
と叱られてその疑問を番組で
解き明かしていくというものです。
その疑問などが結構面白く
誰にでも話したくなる雑学みたいなもので
チコちゃんのキャラクターも面白く
見たらハマる感じです!
多分、この再放送が連続テレビ小説が
終わった後にやるので、親世代は
いつも見ているのだろうなと思います。
僕が見ても面白かったです。
というかNHKは結構面白い。
1時間20分で頂上へ到着しました。
ビショビショです。
登りは結構きついです。
ただ、すれ違う何人かが
「こんにちは」「暑いね」
と声をかけてくれました。
そういった風習があるかわかりませんが
なんだか心は穏やかでした。
写真に写る三神合祭殿の中に入るチケットを
買っていたのですが、休憩しながら来たから
時間に間に合わなく入れませんでしたが
いい雰囲気でした。
急に思い立って来てみました。
思いのほか、近いところにあるものです。
頂上ではお茶を貰ったり
綺麗な傘を買ったりしました。
なんだかあまり心は晴れませんでした。
帰り道は寄り道しながら
帰りました。
最初、行く途中に小さな看板が
道路に立っていて、それがここのことで
帰りに寄ろうと思っていたので
寄ってみました。
ネットに載っている写真を見ると
大きく見えるのですが実際の木を
見てみると、痩せていました。
看板も横たわっていたので
なんだかこの木も疲れたのかなと
思ってしまいます。
よくわからないですが。
その後、温泉に向かう途中に
有名なトトロの木があったので
寄ってみました。
雰囲気があまり好きではありませんでした。
なんでしょうか、時間帯が
そうさせたのかもしれません。
場所も結構な場所にありまして
明るい時間帯に行った方が
気持ちよく見れると思います。
トトロの木からもっと奥の方へ
進んだところにある温泉へ。
とってもヌルヌルで一人で独占して
温泉に浸かっていました。
マジックペンで書かれている
お手洗い。
通常のお手洗い。
上の方の手書きのお手洗いが
再利用したものなのだなと
いろんなお手洗いを見て
感じました。
温泉に貼ってあるポスターに
自分が登った羽黒山のことが書かれていました。
これによると羽黒山は現在を
表しているのだそう。
振り返ると自分の現在が
「行ったり来たり」
のような気がしました。
山の上から下に降りて
また登って。
この前、長野に行った道と
ほぼ同じ道を走って
山に行きました。
どれも行ったり来たり。
それが悪いことなのか良いことなのか。
何はともあれ、自分の現在が
「行ったり来たり」ということなのかなと
温泉から上がってこれを見て思いました。
行ったり来たりするのは
帰れる場所や居場所があるから。
その場所を変えることが
現在から変わるための方法なのか
その行ったり来たりの道の中で
見方や感じ方を変えるか
はたまた、変えないのか。
よくわかりませんが
面白いですね。
それにしても温泉は気持ちよかったです。
まだ二つ山があるので
全部登りきって、ハダカになります。
また、気が向いたらですが。
秋田に戻ってから
最近よく食べているラーメンを
食べました。
冷たくて、ひゃっこくて、はっけくて
とても美味しいです。
長旅を終えて
家に帰ったら猫がお出迎えして
くれていました。
亡くなった祖父も
たまにここにいて
出迎えてくれていました。
ただ、祖父の時は
人影にビックリして
あまり良いものではなかったですが
「来たが!」の一言で
心臓は落ち着きを取り戻しましたが。
迎えられるのも迎えるのも
なんだか楽しいですよね。
また、迎えてもらえるために
遠くに行こう。
ダラケすぎずに
また書きます。