はだかだからからだ。

秋田に僕はいます。

柔らかで和らぐ。

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 去年、秋田公立美大の学祭で

販売されていたこの器を購入した。

 

手触りというか口触りというか

前々からこの器のような素材のものを

探していて、たまたま見つけて購入した。

 

美大の学祭は結構な穴場である。

他にも花瓶などを買ったりした。

 

 

この器を半年ほど使っていて気づいたのは

この器に触りたいと思っている

自分がいるという事だ。

 

以前はずっと

サーモスの300mlのタンブラーを使用していたが

ここ最近はこの器か

いとこの子供からお土産でもらった

プーさんのマグカップを愛用している。

 

昔、テレビで

幼い子供に柔らかいものを

持たせた場合と

鉄などの硬いものを

持たせた場合とで

行動がどう変わるか見たいな

事がやっていて

結果は柔らかいものを持っていたり

触っていたりするほうが

穏やかに成長した

みたいな事を言っていた気がするのだけど

実際にこの器を使う生活をしたら

なんだかほんわかした気がする。

 

サーモスの方が氷も解けないし

汗もかかないから機能はいいのだけど

圧倒的にこの器を持つようになった。

 

いつの間にか身の回りから

柔らかいものが無くなっていることに気づく。

 

小さい頃手に持っていた人形は

今はスマホだ。

 

木も実は柔らかいものだったことに気づいた。

フォークやナイフは硬いけど

箸って実は柔らかいんだ。

 

なんというか強度の話ではないんだけど

柔らかいものがわかると自然に

柔らかいものを求めるようになっている。

 

柔らかいものは単にモノだけではない。

飲み物も食べ物もそうだ。

これも強度の話だけではない。

音楽も柔らかいものがある。

 

硬いけど柔らかいもの。

いろんな工夫で硬いものでも

柔らかくする事ができる。

 

スマホのケースを

自分の好きな柔らかいものにしてもいいし

フォークやナイフも掴むところを

木の素材などにすれば柔らかくできる。

 

もう少し身の回りを

柔らかいものにすれば

ほんわかできるんじゃないかなあ。

柔らかいものって疲れない気がするなあ。

 

硬いものってかっこいいけどねー。