はだかだからからだ。

秋田に僕はいます。

早朝枕上五重奏。

 

 

朝、名前を呼ばれて起きる。

 


父が呼ぶときはフォルテッシモで。

母が呼ぶときはクレッシェンドで。

 


小さい頃からそうやって

起こされてきた。

兄弟3人とも。

 


よく、兄が言うのが

起きようと思っている時に

起きろと言われると

起きる気力が無くなる

という事だ。

 


よくわかる。

 


誰も学生ではなくなったので

昔ほどは呼ばれなくなった。

今は農作業を起きて手伝え

の意で起きろと叫ばれる事が多い。

 


その時も基本喜んで

誰かが起きることはない。

 


起きる気力が無くなる。

という事はよくわかるけど

なぜよくわかるんだろうと考えると

服従しているように

なるからなのだろうか。

 

 

 

起きろというのは

命令みたいに聞こえる。

起きようと思っていたのに

起きろと言われ起きると

命令に服従したようになる。

 


命令の言葉は相手を

服従の関係にしてしまうのだ。

そしてだいたいは服従の関係を

望まないから、反発する。

 


農作業を手伝えも命令形だから

手伝うのが服従、手伝わないのが反発。

手伝おうとしてなくても

命令に従う事が服従になる。

 

 

 

どうすればよいのだろう。

逆に親よりも早く起き

親に起きろと言うのは

服従の関係にはならないだろう。

ついに仲間になったかみたいに

なるんじゃないかな。

 


農作業を手伝えも

一緒にやるという同じ状態にする事

朝、起きろと言うのも

起きている同じ状態にする事

 


同じ状態にしようとするのが

仲間にしようと?するのが

服従の関係の一つの形なのかもしれない。

 


単に服従させたいという

考えも無意識の中にあったり

するのかもしれないが

朝は時間がない。

 


学生の頃は登校時間があり

それに遅らせられないと

必死になって親は起こしてくれる。

その意思とは反対に

夜更かしをしたりして

起きる準備なんてものを

ほとんどやってないから起きない。

そして起こされても

服従したくないから起きない。

悪循環が生まれる。

起こす側になると

大変だろうな。

 

 

 

でもこれが仲間の関係で起こすと

服従の関係にならないのかもしれない。

あとは利益が生まれるとか。

 


家が大変なことに!

煙が出てる!と

朝、そう言われて起こされると

恐ろしい位のスピードで起きる。

これは実際にあった事だけど

あの時は生きていた祖父から

そう言われて起こされ

驚くほどの速さで

父を呼びに行き事なきを得た。

 


小さい頃、保育所に行くのが

嫌で嫌で仕方なかった時

母が今日は日曜日で

スーパー戦隊やってるよと言って

驚きすぐに起きてテレビを

つけてもやっておらず

あれ?と思ったらただの平日で

子供心に騙されたと思った。

 


上のは家が危ないという

家族として仲間としての

危機感があったから起きた。

下のは騙されたが

起きたらスーパー戦隊

見れるという利益があったから

すぐに起きたのだろう。

 


毎朝、煙が!火が!となるのも

騙されるのも嫌だし

どうせ嘘だろとなって

狼少年のようになっても大変だから

ほどほどがいいのだけど

何か役割があったら

服従ではなく仲間に

なるのかもしれない。

 


朝、起きろ!と

言われるのではなく

自分たちが

金魚の餌をやるとか

お湯を沸かすとか

少しの掃除をするとかで

お互いありがとうとなる。

そんな役割。

 


朝、起きたてだと

とても眠いけど

何か作業をすると

一瞬で眠気が飛ぶ。

 


こういう服従の関係でなく

贈与の関係?ありがとうの関係?

というのだろうか

そうなると朝起きても

ありがとうと言い合えるだろう。

起きろ!と言われて

起きてもありがとうは

発生しないけど

お湯を沸かしたり

金魚や猫の餌をあげたり

少し掃除をすると

ありがとうが発生する気がする。

そしてそれは

朝起きてくれてありがとうと

お湯を沸かしてくれたりして

ありがとうの二重の意味が含まれてる。

 

 

 

それとも朝何かすれば

お小遣いがもらえたりする?

とかだったら子供時代

起きていたのだろうか、、、。

 


まず、起きてる状態にしてから

農作業なりのお手伝いを

お願いしたほうがいいのだろうか

それともまた別の問題.......。

 


そんな事を言い訳のように

朝、起きようとして起きない

枕の上の頭の中で考える。

 

 

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